薄毛や抜け毛は男性だけの問題だと思ってはいませんか?
実は薄毛や抜け毛は、出産を終えた女性などをも悩ませるものです。
よく「大豆イソフラボンは薄毛や抜け毛対策に良い」と聞きますが、果たしてどのような効果があってどのように良いかはあまり知られていないですよね。
そこで今回は“大豆イソフラボン”についてどのような効果が期待できて、髪の毛に良いとされているのか、また摂取方法なども併せてご紹介していきます。
目次
そもそも“大豆イソフラボン“とは?
“大豆イソフラボン”とは、大豆食品に多く含まれるポリフェノールの一種を指します。
また、大豆イソフラボンには「抗酸化作用」と「エストロゲン作用」の主に2種類の機能があり、この2種類が相乗効果をすることで美容や健康に大きく貢献することになります。
不思議なことに「エストロゲン作用」は女性ホルモンに似た働きをするので、男性ホルモンが過剰にでてしまうのを食い止め、薄毛・抜け毛の予防に効果があるといわれています。
“大豆イソフラボン”の薄毛・抜け毛効果とは?

髪の毛は男性ホルモンが増加すると薄くなり抜けてしまう・・・ということをご存知でしたか?
つまり、抜け毛や薄毛の原因は女性ホルモンの減少によるものだったのです!
大豆イソフラボンを摂取することによって、男性ホルモンの抑制が食い止められ女性ホルモンに似た働きをするエストロゲンが活性化され、髪の毛の発毛や育毛に効果があるとされています。
ちなみに唐辛子などに多く含まれているカプサイシンという名の辛味成分。
こちらの成分も髪の毛の発毛や育毛を促進する効果があるといわれています。
2つの成分を上手く併用することで髪の毛が抜けづらく、生えやすい状態をつくりだすことができそうです。
“大豆イソフラボン”の摂取方法とは?
大豆系食品にはイソフラボンが多く含まれています。
食品で例を挙げるならば・・・
・納豆1パック(50g) 65.0㎎
・大豆飲料(125㎖) 69.0㎎
・豆腐1/2丁 55.0㎎
・油揚げ1/2枚 52.5㎎
・きな粉(6g) 15.6㎎
・味噌(18g) 7.2㎎
極力食べ物で摂取したいとは思っていても、なかなかこれだけの量を毎日とるのは大変ですよね。
大豆イソフラボンを気軽に摂取できるサプリメントも販売しているので、必要にあわせてサプリメントで対応してみるのも一つの手だと思います。
“大豆イソフラボン”を過剰摂取するとどうなるの?
先程もお伝えしたように、大豆イソフラボンの「エストロゲン作用」には女性ホルモンに似た働きをする効果があります。
特に注意してほしいのは閉経前の女性。
体内にイソフラボンが大量に入ると「エストロゲンが沢山でている!」と体内は勘違いをしてしまいます。
その為、更年期障害の症状を重くしてしまったり月経不順を引き起こしてしまう可能性があります。
また、男性の場合には大豆イソフラボンを過剰摂取することで男性ホルモンの分泌が少なくなることが分かっています。
女性ホルモンの働きが多くなるにつれて筋肉が付きずらくなってしまう為、「これから体を鍛えたい!」などと考えている男性の方にはあまりオススメできません。
ちなみに、“大豆イソフラボン”の1日の上限摂取量は70㎎~75㎎とされています。
過剰に摂取してしまった日があったとしても、すぐに症状に結びつくわけではありませんので、あくまで1つの注意点として覚えてくださいね。
“大豆イソフラボン”には女性の髪の毛以外にも良いことが沢山!

①美肌を作る
肌の調子を整えるホルモンの働きを補い、若々しい肌をサポートしてくれます。
細胞の新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進してくれるほか、コラーゲンを増やしてハリを保ってくれるので、いつまでも保湿力のある肌を維持することができます。
②生活習慣病の予防をする
現在では食の欧米化が進んでいるため、日本人の血中コレステロールは増加の傾向にあるといわれています。
大豆イソフラボンは血中の悪玉コレステロールを排除し、血液をサラサラにしてくれる効果があるので生活習慣予防には持ってこいの働きをしてくれます。
③ガンのリスクを下げる効果がある
大豆イソフラボンがガン予防に効果があることが最近の研究で判明しました。
大豆イソフラボンとガンの発症率の関係については、大きく関係があると考えられています。今後の研究に期待大ですね!
ちなみに、女性特有の「乳ガン」・「子宮ガン」・「卵巣ガン」も欧米に比べて、日頃から大豆製品を多く摂る日本や中国のほうが、発症率が低いことが分かっています。
④骨粗しょう症の予防をする
骨粗しょう症の予防には、骨のもととなるカルシウムをしっかり摂ることはもちろん、適度な運動や日光浴をするのが大事です。
カルシウムが流れでてしまうのを防ぐために、大豆イソフラボンでエストロゲンの働きをサポートすることが大切になってきます。
⑤大豆イソフラボンでやる気をアップ!
エストロゲンには脳細胞の働きを活発にさせる効果があります。
大豆イソフラボンを積極的に摂ることによって、脳細胞が活発になりやる気がアップするといわれています。
またエストロゲンの働きによって脳の血液循環も良くなるので記憶力が高まることも判明しています。
まとめ
今回は“大豆イソフラボン”についてご紹介しました。
私自身もそうですが「身体に良い」とだけ言われても、どんな効果があるのかが分からなければなかなか手を出しづらいものですよね。
大豆イソフラボンには、育毛効果だけではなく美肌効果や更年期障害の改善、生理不順の改善など女性には嬉しいことばかり。
ただ過剰に摂取してしまうと問題点が生じてしまうことも・・・。
適度に取り入れ、健康や美容に役立てましょう。
コメントを残す